Flying Bunny

旅と外国・古き良きもの・あまいもの

ヤバいメルセデスと国境越えの話

ようやくジブラルタル海峡を越え、
アフリカ大陸に着いた話
は前回。

 

 

今回は国境の街セウタから
いよいよモロッコ入国、
青い村シャウエン到着までを書きます。

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セウタに着いた時は
海峡越えフェリーの船酔いで
かなり気分が悪かった私。

 

しばらくフェリー到着場に座って休んだ後、
早く国境に向かわなくちゃ!と思い
タクシーで国境まで行きました。


ほいっと降ろされた国境は、
こんな感じの場所で。

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今までのこう・・・
ヨーロッパの彩りがなくなったとでもいいましょうか、 
空が曇ってたせいもありますが
見える世界の色彩が変わってきたのを感じました。

 

 

国境を歩いて渡る用の狭い道が脇にあったので、
そこをテクテク歩く。
歩いている人はほぼおらず、
前方にイスラムの服をまとった女性がいるのみ。

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周りを見渡せば砂ぼこりが舞っており、
ヨーロッパの人たちとは違う肌と目をした
男の人たちがたくさん。

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スペインの陽気でカラフルな雰囲気から、
全く違う雰囲気に変わった感じを見たのが
さすがにちょっと怖くて、
胸がざわざわとしました。

 

  

スペイン側の国境を越える歩道の手前で
パスポートチェックがあったものの、
そこは特に何もなくクリア。

 

さらに歩を進めて、国境ゲートを通過。


 

そしたら国境を越えた先の右手に小さな白い小屋が。
あまりの存在感の無さに気にも留めずに通り過ぎたら、
どうやらその小屋がモロッコ側の
イミグレ場だったと判明。
後戻りして手続きをすることに。

 

 

・・・・・

 

 

看板も文字も付いてない入国審査場、
しかも小屋ってどういうことなの・・・と
早速軽いモロッコジャブを受け、
書類に必要事項を書いて
パスポートと共に窓口の奥に出すと、

 

 

なんどそこにいたのは

 

 

小屋の雰囲気に全くそぐわない
超イケメンオフィサー。

 

 

 

 

!!!!!!

 

 

 

 

見惚れること数秒。
しかしこのイケメンオフィサー、
全く英語を話せず解せず、
フランス語を話してくる。

 

 

入国審査官が英語話せないってどうなの・・・
と一瞬思ったけれども、
それを問題と感じさせないほどのイケメン。
さらに通常ならば、
係員との間にあるはずのガラスすらなかったので、
もうなんならダイレクトに話してる感じ。

 

 

おそらく何日いるのかとか
どこに泊まるのとか聞いてるんだろうけど、
こっちの英語が解せないんだから
イケメンとクリアな意思疎通はできず。
しかし私にとってそんなことはどうでもよく、
イケメンポーションによるHP回復に成功する。

 

 

イケメンは詳細を聞くのを諦めた様子で
ぽんっとパスポートにスタンプON。 

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モロッコ入国OK( ´ ▽ ` )!

 

 

 

 

さて、次に必要なのは両替。
モロッコの貨幣・ディルハムは外国で入手できないので、
国境を越えてすぐに両替できるかが心配だったのですが、
イミグレを越えた先に両替所が2軒ほどありました。

 

 

これまた大丈夫なのと思うような小屋でしたが、
中にいる人がまあマトモそうだったので両替依頼。
すると両替所の横でくつろいでた
おじさんが声をかけてきたので
適当に返事してたら、

 

ところどころスペイン語混じりの英語で、
俺たちはもう友達だから(は?)
一緒にタクシーに乗らないかと言われましたが

 

 

 

ヤダ( ´ ▽ ` )

一瞬たりとも友達じゃない

 

 

 

断る時は笑顔に限る。

 

 

 

 

タクシー乗り場へ向かうと、
そこはこれまた
見たこともないようなカオス。

 

 

ごった返しのドライバーさんたちが
こっちめっちゃ見てくる!
怖い!!(;ω;) 

 

 

怖いので目を見ないようにして歩いてたら、
ドライバーが一人、早速乗車交渉してきた。

 

私がモロッコでまず目指すのは
青い村シャウエン
しかし行くにはバスを途中で乗り継がねばならず、
それが結構面倒だったのと、
モロッコのタクシー料金は安く、
長距離でもそれほどの費用には
ならないという話だったので、
最初からタクシーのつもりではいました。
しかし料金はメーターではなく事前交渉。

 

 

問題は料金交渉だったわけですが、
いくらだったかな・・・・・
やっぱ忘れた、覚えてないですすみません。

 

 

とりあえずもう体調も悪かったので、
座らせてくれと車に乗り込みました。

 

 

そしたらまあ、
ドアを開けてびっくり、
そこはワンダーランド。

 

 

 

まず、後部座席左手ドアの下部。

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・・・・・

 

 

ガムテにビニテ・・・?

 

 

 

さらに座ってた右側ドアに目を移すと、

 


なんということでしょう。

 

 

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ドア下部もまあたいがいですが、
ガラスとの隙間になんと、
ドライバーがぶっこまれてる・・・

 

 

なんのためのドライバーなの・・・?

 

 

発車前から急上昇する不審感とヤバ度。
さすがの私も、この車はヤバいぞと。

 

 

さらに前方座席に目を移す。

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ハンドルのところが光飛んでて見えにくいですが、
このヤバい車、一応メルセデス
しかしこの車内!もう写真で察してください!(;ω;)

 

 

ヤバい車とはいえ、
一度乗った船を降りるわけにはいかねえ。
もはや心を無にして
シャウエンへ向かうことにしました。

 

 

そしたら発車後ドライバーのおじさん、
まさかの給油にGSへ立ち寄る。

 

 

自由かよ!

 

 

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道を走っていくにつれ、
私の中のメルセデスの華麗なイメージは
音を立てて崩れていく。
それと反比例に不安はウナギ登り。
おじさんは英語がわからず、
意思疎通もままならない。

 

案の定ドアと窓からは
すきま風がびゅんびゅん入って来て、
外の畑の匂いや砂っぽい匂いが入って来る。

 

メルセデスとは思えない
ダイナミックな揺れ。

 

デフォルトの船酔いの余韻は
これらの条件によってまた引き戻され、
なんなら新たなる車酔いの世界にトリップ。

 

 

 

しかしながらおじさんの運転を後ろから見ていると、
どうもさっきから手をやたらと上げたりして
すれ違うドライバーにサインしている。

  

最初は気にも留めてなかったのだけど、
あまりにも回数が重なるのでよくよく見てみたら、
なんと手で自分が行きたい方向を、
対向車のドライバーにサインしているではないか!!

 

 

 

えええええええええ:(;゙゚'ω゚'):

 

 

 

つまりこのメルセデス
ウインカーがぶっ壊れたのです。

 

  

そのため彼は手で合図して、
行きたい方向を示さないとならなかったわけです。

 

 

手で方向指示って・・・・
チャリの安全講習じゃあるまいし!
ていうか夜の運転はどうしてるの!!

 

 

 

あああああああもうなんでもいい!

 

 

 

細かいこと気にしないって
最強だな!!!

 

 

 

自由最強!かえってこの状況が面白くなってきました。
というか、もはやネタに転換しないと
不安に押しつぶされる。

 

 

自由なおじさんとヤバいメルセデスと2時間、
なーーんもない田舎道をドライブ。
車酔いで頭ゆらゆら。
車内に充満する不思議な匂い。
草と砂と石と岩、くすんだ緑と褐色の世界。

 

 

気持ちわるい中でぼんやりと、
今この車止まったらあたしもアウトだな、とか
実はシャウエンじゃなく
違うところに連れていかれるかもな、とか
まあ私もけっこう好き勝手生きてきたしな、と
想像がぶんぶん方向を変えて交錯する。

 

 

何が辛いって、安心して眠るどころじゃないとこ。
ネットは繋がらないからこの状況を話せる人もいない。
モロッコ入りたてで、
まだ何もこの国のことがつかめてない状況で
このドライブはけっこーキツかったです( ;∀;)

 

 

 

とはいえそんな諸条件にも耐え、
どうにかシャウエンまで到着することができました。

 

 

 

青い村シャウエンのことはまた次回。

 

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びっくりするくらい旅中の自分の写真がなくて、
これ一枚しかなかったんだけど顔写ってないからのせちゃいました。

 

 

 

 

 

∵ この日のあまいもの ∵

シャウエンに入って調子を取り戻すべく、
カフェに入ったのですが出て来たミントティーが
あつあつで甘くて余計にしんどなりました( ;∀;)

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